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2021/12/25 17:06

エスメラルダ ダイアモンドマウンテン カトゥアイ ウォッシュト 32S
Hacienda La Esmeralda
Catuai Washed Diamond Mountain 32S

おなじみエスメラルダが収穫する代表的な2農園、ハラミージョ Jaramilloとカーニャス・ベルデス Cañas Verdesからセレクトしたカトゥアイのウォッシュトです。



この農園は毎年、ゲイシャのPrivate Collectionの早いロットと、Specialでもさらにエクストリームな秘蔵ロットを(かなりしつこくねだって)入荷しているため、これまでこのトラディショナルにはあまり気にかけていなかったのが正直なところです。

実際、Diamond Mountainは早い時期にとっとと売り切れてしまう人気コレクションですので、毎度お世話になっているレイチェル・ピーターソン女史から「なぜか今年はDiamond Mountainが最後に残っているんだけど」とオファーがあった時には、ちょっと新鮮な感覚を憶え、ついその勢いで残りを確保することにした次第です。



さて、気になる内容ですが、D.M.といえども、さすがのレイチェル氏が自らイチオシとあって、ブレンドではなくシングルオリジン(Catuai)の特別感が漂っています。

「Catuai Washed Diamond Mountain 32S」というタイトルのこのロット、送られてきたより詳細な肩書は以下です。

"Catuai Diamond Mountain, Gonzalez lot, 3rd Harvest, Yeast Ferment Slow Dry"

今期3回目(3ラウンド目)で収穫されたカトゥアイで、ロット名「ゴンサーレス」、ウォッシュトプロセス、発酵後(あえてゆっくり)時間をかけて乾燥させたプロセス、といったところでしょうか。

昨年あたりからパナマの各農園、カトゥアイやカトゥーラでも、プロセスによってチェリー本来のアロマと、各農園の個性(テロワール)が良い意味で強調され、コーヒーの風味そのものの進化を感じさせる素晴らしい品種が多く出てきています。

今年からエスメラルダのゲイシャは、「1500」のグレードが廃止され、Private Collection以上のグレードのみ、つまり全体のクオリティが格上げされたわけですが、トラディショナル品種も同様に、より選別し、それぞれ個性に磨きをかけ、全体のクオリティを上げてきているのでしょう。

「ゲイシャが私たちパナマコーヒー生産者にイノベーションをもたらした」と言っていた本人レイチェル・ピーターソンと、ファミリーの「お家芸」である、あくなき改良と実践が、またひとつ、従来のトラディショナル品種のクオリティを格段に際立たせ、そのブランドに新たな風格を与えたような印象を受けます。

これまでにない明らかな個性と、インパクトのあるアロマ。ゲイシャとはまた違ったパナマコーヒー=トラディショナル品種の、ずば抜けたクオリティと豊かさを実感、そして発見していただける「新たなスタンダード」を試してみてはいかがでしょうか。





※50ポンドBox(約22.3kg)も在庫あり、ご希望の方はお問い合わせフォームよりご注文を承ります。